レース【インプレ】YZ250Fにツインエア「パワーフローキット」を装着して走ってみた!

YZ250F(※2021)に、Twin Air製のパワーフローキットを取り付けて走ってみました。

エアクリーナーの交換、見た目は地味なパーツですが、乗ってみると驚くほどフィーリングが変わります。今回は、その特徴・マッピングの傾向・走りのポイントをまとめてみました。


■ ツインエア・パワーフローキットってどんなパーツ?

純正のエアフィルターとケージの代わりに、ビレットアルミ製の専用ケージ+高流量フィルターを使う吸気系パーツです。
バックファイヤースクリーンを排除し、よりダイレクトに空気をエンジンに送り込む構造になっており、エアフロ―効率が一気に向上します。

バックファィヤースクリーンはエンジン側からエアクリーナーに火が入らないようにするものですが、これを除く代わりに、エアクリーナーに防炎の対策が施してあります。

▼主な特徴は以下の通り

  • 吸気抵抗を減らし、中高回転の伸びとレスポンスが向上
  • 専用設計のアルミケージにより、吸気の密閉性と耐久性がアップ
  • メンテナンスがしやすく、見た目もカッコいい!

■ 装着して感じた変化:一言で言えば「中速が伸びる!」

まず感じたのは、中回転域でのパワーの粘りとレスポンスの向上
「ここで1速に落とすか…」と思う場面でも、2速のままでもグイッと前に出る力が明らかに増していました。

また、スロットル開け始めの吸気の鋭さも印象的で、ジャンプ前や立ち上がりの一瞬の加速がシャープになります。
逆に言えば、ラフなアクセル操作をすると空転や吹けすぎに繋がるので、丁寧な操作が求められる印象です。


■ セッティングのポイント:燃調はやや濃いめが◎

吸気が大きくなるということは、燃料が薄くなりやすいということでもあります。
YZ250Fのパワーチューナーで燃調を調整してみたところ、以下のようなセッティングがしっくりきました。

回転域 / スロットル開度燃料補正点火時期補正
低回転・小開度+2±0
中回転・中開度+3〜+4+1
高回転・大開度+3〜+5+1〜+2

低速は少し濃いめにしておくことで、トルク感と安定感が出て走りやすくなりました。


■ タイムアップのツボ:吸気アップをどう活かすか?

せっかく装着した高性能フィルター。タイムアップに活かすには、以下のようなポイントが重要だと感じました。

✔ 中開度で伸ばす走りを意識

全開にするよりも、中開度でしっかり前に進める走りに変えるのがコツです。
スムーズにトラクションをかけられるので、コーナー立ち上がりやジャンプ直前の安定感が増します。

✔ ワンギア高めで粘らせる

パワーが出るぶん、1つ高いギアで走れる場面が増えるのもメリット。
2速で回していたところを3速で粘らせて走ることで、チェンジの手数が減り、リズムも良くなります。

✔ 雑なアクセル操作は禁物

吸気が鋭くなっている分、丁寧なアクセル操作がタイムに直結します。
コントロール性を重視して、しっかり“前に押し出す”走りを心がけるのがポイントです。


■ まとめ:YZ250Fをもう一段階進化させたい人におすすめ

パワーフローキットは、「YZ250Fのパワー感をもっと活かしたい」「中速の粘りが欲しい」と感じている方にかなりオススメできるパーツです。
ただし、装着して終わりではなく、マッピングとライディングの両方を見直してはじめてその真価が発揮されるという印象でした。

体感できるパワーアップとタイム短縮が狙える、まさに“走りが変わるパーツ”。

ただ現在日本では扱うところが余りないようで、入手が難しくなっているようです。


興味のある方は、ぜひ一度試してみてください!

こちらがツインエアのフィルター
純正のバックファィヤースクリーン 
トルクとレスポンスが良くなってジャンプも飛びやすい