これからマスツーリングが楽しい季節
季節がよくなると、気のあった仲間とバイクでツーリングにいこうという話になることが多いと思います。何台かの集団ツーリング、楽しいですよね。
美味しいものを食べにいったり、よい景色を探したり。
ただそんな季節になると、毎年ツーリング中の事故のニュースが比例して多くなってきます。せっかくの楽しいツーリング、台無しになるだけなく、それきり大事な仲間を失うことにもなりかねません。
そんなマスツーリング中の事故を防ぐために、大事なポイントを安全運転特別指導員の立場からお伝えしようと思います。
事故が起こる背景とは
仲間内どうしでのツーリングとなると、どうしてもスピードの意地の張り合いみたいになって、ペースが速くなってしまいがちです。
特に先導(先頭のバイク)は、隊列の一番前にあるため、前を遮るバイクがないので特に急いでなくとも後ろよりもペースが速くなりがちです。後続は逆に前方のバイクに遮られているのでペースは上げにくいです。
バイクのレースでスタートから先頭にたったバイクが、そのまま逃げる、また集団に飲み込まれたバイクはなかなか上位にあがってこないのもそんな理屈があるからかと思います。
もともとがそういう状況であるにも関わらず、先導の人が、ちょっと速いところを見せてやろうなんて考えがあったりすると、後続は飛んでもないペースで走らないと追い付いていかなくなります。
レースなら短い時間ですが、一日長時間そんな走りをしていたら、思わぬ事故につながったりするのもわかる気がします。
対策は先導の人の思いやり
そういう状況を招かないためには、先導の人の思いやりに頼るしかない部分があります。
実は先頭を走るということはなかなか重圧のあることで、後ろからはつい煽られているような気持ちについなるものです。そこをあえて抑えゆるやかなペースを保つのはなかなか苦しいこと。
ペースがあがっても全員が同じレベル以上の技量であればまだよいのですが、そこに一部初心者が混じると、その人が危険な立場にさらされます。また同じレベルであっても乗ってるバイクの種類、その人のその日の体調、また本当にたまたま不運が重なったときに問題が起きる可能性があります。
工夫と思いやりでよい一日を!
ですから先導の人はホスト役に徹して、後続が遅れない無理のないと思われるペースを保てるように全力をそそがなくてはいけません。それはおそらく楽しいことではないでしょう。
でもそこにいる以上は、後続のライダーの命を預かることになります。法的に問題ないとしてももし何かがあったなら、本人以外からもいろいろな形で責任を問われることになるでしょう。
また、先導しやすいようにするため初心者がいれば隊列の2番目3番目と前方に配置するのがよいと思います。そういう隊列の配置ひとつでもスムースな運行ができ、事故を防ぐことにつながります。
工夫と思いやりで楽しいツーリングを続けていってくだされば、バイク乗りももっと増えることでしょう!