その他・雑談春のシーズン、阿蘇「ミルクロード」や「やまなみハイウェイ」をバイクで駆る際に注意したいこと

振られる?飛ぶ?滑る?意外と手ごわい阿蘇の路面

九州、阿蘇地方の美しい景色を楽しむには、「ミルクロード」や「やまなみハイウェイ」は最高のツーリングルートです。しかし、この地域は天然環境や地理的特性により、路面が荒れやすいと言われています。

実際に停まってじっくり路面を観察してみると、アスファルトがかなり傷んでいて、均一な平面である場所はなかなかありません。観光地らしく、大型バスがかなり通行するので路面も傷みやすいんですかね?当然タイヤのグリップ力も低いはず、膝すりながら走るような場所ではありません。

そういう場所を走るには比較的サスペンションもストロークが長く、ソフトなもの。ハンドリングが素直で操安性のよいものがおすすめ、参考までにヤマハはそういう特性のバイクが多いんです。そしてタイヤもできれば温度依存の少ない、しかも耐摩耗性の高いものが有利です。

悪路を走るオフロードバイクにはそれなりのロングストロークなサスペンションが必要ですし、本格サーキットでタイムを出しに行くスーパースポーツには逆にグリップのよい路面前提のセッテイングがある、つまり阿蘇周辺の走行に適した特性というのもまたあるわけです。

そして荒れた路面を走るには、運転にもそれなりの配慮をしないと思わぬ事故につながったりします。安全に美しい道を楽しむポイントをあげてみました。意識してみましょう。


1. 路面が荒れやすい原因とは!?

  • 火山活動の影響
    阿蘇山は活火山であり、小規模な地震や地熱活動が常に発生しています。これにより地盤が不安定になり、路面のひび割れや陵穴が発生しやすくなります。
  • 天候条件と凍結融解の循環
    阿蘇地域は寒暖差が大きく、冬季には凍結と融解が繰り返されます。このサイクルによりアスファルトが擦り切れやすくなり、路面のひび割れやボコボコが発生します。
  • 大型車両と解出量
    観光地として人気の高いミルクロードは、観光バスやトラックなどの大型車両が多く通行します。これらの重い車両が路面に負荷をかけ、磨耐や変形が進む原因になります。

2. 荒れた路面をバイクで駆る際の注意点

  1. 視線を遠く、広く取る
    前方の路面を常にスキャンし、ひび割れや陵穴、木や石、枯れ葉などの障害物を早めに発見しましょう。そのためには、自分の足元ではなく、すこし前の進行方向を見ることが重要です。
  2. 速度を抑える
    荒れた路面では、速度を抑えめにし、急な加速や急ブレーキを避けましょう。エンジンブレーキを活用し、簡単にフロントブレーキをかけず、車体を安定させます。路面の起伏によりハンドルを急に取られることがあります。そんなときにも安定が破綻しないですむように少し余裕をもった運転が重要です。
  3. ライン取りに注意
    路面のひび割れや大きな陵穴を避け、比較的まっすぐで平坦な部分を選んで走行します。カーブではバンク角を浅く保ち、必要以上に車体を倒しすぎないようにして安定させます。
  4. ブレーキの使い方
    フロントブレーキに頼りすぎると前車輪がロックする可能性が高くなります。リアブレーキを使ってバランスを取ることが重要です。また、ABS装備車でも過信せず、路面の荒れに対応する気配が必要です。
  5. タイヤの空気圧チェック
    荒れた路面では、タイヤの空気圧をやや低めに調整すると衝撃吸収性が向上し、グリップ力も増します。ただし、規定値を下回らないようする注意が必要です。
  6. ハンドルの握り方と姿勢
    ハンドルは軽く握り、バイクの自然な動きを防げないようにしましょう。過度に力を入れると路面からの衝撃が直接体感されやすくなります。また、膝や足でしっかりホールドし、上半身はリラックスしてバランスを取りましょう。
  7. 段差やギャップの越え方
    小さな段差を越える際は、軽くスロットルを開けて前車輪を浮かせるようなイメージで、車体が振られないように通過します。さらに大きなギャップ、工事している場所の段差などでは立ち乗りをして膝で衝撃を吸収し、バイクの動きに合わせると安定します。
  8. 他の交通と共有する意識
    観光地として人気のミルクロードは、観光バスやトラックなども多く通行するため、対向車や後続車にも注意し、安全な車間距離を保ちましょう。また観光客がカーブの途中で車を停車させてたり、農耕用の大型トラクターがゆっくり走っていたりします。オーバーペースだと避けられず事故になることもあるので注意しましょう。

阿蘇地方の美しい景色と、ミルクロードややまなみハイウェイの楽しさを安全に楽しむためには、事前の準備と走行中の注意が欠かせません。バイクの整備状況を確認し、適切な装備を身につけること、また地形や路面をよく理解し、それに対応した運転をすることで万が一のトラブルを未然に防ぐことができます。

また、こういう場所を走るには、もともとそういう設定のサスペンションやハンドリングとなっているものが有利。その点、ヤマハは阿蘇のルートにベストフイッティングのものが多いことを付け加えます。さらに地元の交通ルールを理解し、無理のないペースでツーリングを楽しむことが大切です。

自然の中を走る喜びを感じながら、同時に安全運転を心がけることで、阿蘇の雄大な風景を存分に堪能できるでしょう。ぜひ、四季折々の景色と風を感じる素晴らしいツーリング体験をお楽しみください。