20年前のポスターから当時のバイクを見てみましょう!

YSP大分には「YSP南大分」として営業していた旧店舗があるのですが、そちらに面白いポスターが貼ってありました。
上の写真がそれ、
ポスターの刻印を見ると2003年のもののようです。
YSP大分が今の場所(医大バイパス沿い)に来たのが2004年
昨年引退したバレンティーノロッシがヤマハに初めてきたのがこの年。
ポスターはその直前のころのものです。
今年が2023年なので、ちょうど20年前のもの。
すでに”懐かしい”と思えるバイクがたくさんありますね!
このころは今思えば、なんとバラエティに富んだラインナップだったんでしょう。
XJRシリーズをはじめとする空冷4気筒エンジン
この当時は当たり前のように存在していました。
ある年齢以上で、バイクを探している方には
これこれ、こんなのが欲しかった!なんていう人も多いことでしょう。

そして大型スクーターも当時は大人気でした。
マジェスティCなどをベースにかなりカスタムもやっていたころです。
スピーカーつけて、電飾つけて・・当店でも毎日のように作業がありました。
今ではほぼなくなりましたが、カスタムのスクーターは
バイクのジャンルのひとつとして当時は確立していました。
徐々になくなった理由のひとつにビッグスクーターは場所を取るので
バイクも駐車禁止をとるようになったから不便になったのでは?との話もあります。

ドラッグスターはいまは消滅してしまいましたが
この当時はなくなるなんて思いもよらない人気モデルでしたね。
下はドラッグスター1100、クラシック1100

400は鉄板の人気モデルでした。

そして250。各クラスにまんべんなく展開していました。
いまでもあれば売れると思うんですが・・・

今年でBOLTが生産終了となることが決まったので、
(まだ現時点で在庫ありますが)
並列でなく、ちゃんとⅤ型エンジンを装備した、
本格的なスタイルのアメリカンはほぼなくなってしまいました。
価格も、排ガス対策、ABS装備義務付けの今からみるとお手頃価格に見えますね。
そしてSR400です。このころはまだキャブレター仕様だったんですね(2010年にFI化)

価格は460000円と今よりも9万円安かったのです。
(安いかいう以前にSRもとうとう無くなってしまいましたが・・・)
オフロードモデルはセロー225とTW225がありました。価格389000円と339000円
こちらもお手頃な価格帯です。
それゆえ通勤車として使っていたという方も多かったのです。

セローは翌年に250になった後、一昨年とうとう生産が終わりました。
TWは2007年までで生産が終わってます。
これもすごいブームだった時期があったんですが、さすがにもうあまり見かけなくなりました。
しかし、いまこのくらいの価格で存在してくれたなら、
さぞバイク乗りが増えるであろうに、と思います。
そして50㏄の原付クラスも充実してました。

スクーターはもちろんですがマニュアル車も当時はあったんですよね。
このあたりのクラスからはじめ、その後大きい排気量にステップアップした、
なんていう人も多かったはずです。
2サイクルでハイパワーのRZ50、
SRのデザインがモチーフのYB-1も今思えば魅力的でした。
お仕事車両としては今はなきヤマハのビジネスバイク 「メイト」シリーズ

ホンダはカブですが、ヤマハはメイトだったのです。
しかも2サイクル(タウンメイト除く)
仕事でバイクを使うという人は、今ものすごく減っている感覚がありますが
この当時はまだまだラインナップに残っていますね。
日本人の足として丈夫で軽快、便利な存在でした。

どれも今思えば魅力的、価格もお手頃。
ABSなどの安全装備も一部を除き、当時はほとんどついていません。
あらためて見ると、今もそんな装備がいるのかなあ、という感じさえします。
あまりバイク側で手厚く安全にするほどに、どんどん乗り手がダメになるような気がするのは私だけでしょうか。
しかし、20年たたないくらいでこうも変わるものなのですね。
久々にバイクショップに訪ねてこられた方が
「浦島太郎」状態になる、というのもわかる気がします。

逆に言えば、それくらいバイクはこの十数年、厳しい変化の波にさらされて来たといえるでしょう。
そしてこれからも激しい変化が待っています。
1台作って公道を走らせるのにかかるコストはさらに増大、
それは価格に全部跳ね返ってくるのでしょう。
規制の波の中で、残るバイクは残るとしても
一方で消滅してしまうと二度とお目にかかることはない、
上のポスターひとつとってもわかります。
すでに持っているバイクがあるのなら、
放置せずにきちんとメンテナンスをして、次の世代につないでいくことも重要ではないでしょうか。
部品もいつまでも販売してくれるわけではないですが、確保して、早め早めの点検整備で大きな故障を防ぐのがよいと思います。
10年単位で考えれば、ガソリンエンジンが存在するかもわからない状況。すでに電動化の兆候もチラホラみえます。
新車の現行モデルで、もし今欲しいものがあるとするなら、
もしかすると手に入れる最後のチャンスかもしれません。
そしてメーカーの方には、過去にこのようなモデルが、とても多くの人に支持されていたということを念頭に、次期モデルの開発に取り組んでいただきたいなと思うのです。