
愛車じゃなくても、旅は成立する
バイク旅というと、理想はやはり自分のバイクで家を出て、そのまま走っていく形かもしれません。
愛車と一緒に遠くまで行く。これはやはり特別ですし、いちばんバイクらしい旅の形だと思います。
ただ、現実にはそう簡単ではありません。
体力の問題もありますし、休みもそんなに取れない。
九州のように魅力的な場所がまとまっていても、本州から自分のバイクで来ようと思うと、そこへ至るまでにかなりの時間とエネルギーを使います。
でも、だからといって旅をあきらめる必要はないと思うのです。
そんなときに面白いのが、公共交通機関で現地まで行って、その土地でレンタルバイクを借りて走るというやり方です。
これは自分のバイクで行く旅の代用品ではなく、
限られた時間と体力の中で、その土地をいちばんおいしく味わう方法
なのだと思います。
北海道で感じた、レンタルバイク旅の面白さ
私自身、10年ほど前に北海道でレンタルバイク旅をしたことがあります。
名目上はFM大分のバイク番組の企画で、当時の番組名は「今日もバイク日和」。
MCのクボタヨシフミさんとの二人旅でした。
大分から飛行機で羽田へ、そこからさらに北海道へ。札幌で午後にレンタルバイクを借り、その日の夜には稚内まで。翌日は阿寒湖まで走って、着いたのは夜。夕食に間に合わないかと思うほどでした。3日目にはバイクを返却して、そのまま大分へ戻るという、かなりハードな旅でした。
しかも日程の大半が雨でした。
靴も靴下も、しまいには着替えまで浸水してしまうような状況で、ホテルではランドリーの乾燥機でなんとか乾かしながらしのいだのを覚えています。
今思えば、よくあれで走ったなという感じです。
今より多少若かったからできた部分も大きかったはずです。
それでも、行ってよかったと今でもはっきり思います。
楽だった旅ではありません。でも、ものすごく面白かった。
北海道まで自分のバイクで行くとなると、当時の自分にはとても無理だったと思います。
体力も休みも足りなかった。
だからこそ、飛行機で飛んで、現地で借りるという形だったからこそ実現できた旅でした。
こういう体験をすると、レンタルバイク旅は妥協ではなく、
旅を実現するための賢いやり方
だと感じます。
九州は、わざわざ走りに来る価値がある
レンタルバイク旅というと、北海道のような遠方を思い浮かべる方も多いかもしれません。
でも実際には、大分を起点に九州を走る旅にも、大きな魅力があります。
そしてここは、YSP大分のレンタルバイクの大きなアドバンテージでもあります。
YSP大分は大分市内にありながら、少し走るだけで温泉地や山あいの道、自然の気持ちいいエリアへ向かいやすい場所にあります。
ただバイクを借りるだけでなく、借りたその先に九州らしい旅がすぐに始まる。そこが、ほかのお店にはない強みだと思います。
九州には、気持ちよく走れる道がたくさんあります。
温泉もあります。海も山もあります。
そしてキャンプ場やロッジもいろいろある。
つまり大分は、単なる通過点ではなく、
旅のスタート地点としてかなり魅力のある場所
なのです。
YSP大分は、県外からでも旅を始めやすい
YSP大分でレンタルバイクを借りる魅力は、立地にもあります。
県外からでも入りやすく、そこから九州らしい旅へつなげやすい場所にあります。
航空機で来るなら、大分空港からバスで大分市内へ入る方法があります。
最近就航したホーバークラフトを使ってみるのも、旅の始まりとしては面白いかもしれません。
JRで来るなら、新幹線でまず小倉まで来て、そこから特急ソニックで大分へ。
さらに大分駅からは久大本線で賀来駅まで来られます。
つまり、飛行機でも鉄道でも、大分まで入ってしまえばYSP大分を起点にしやすい。
これはレンタルバイク店として、かなり大きなアドバンテージです。
借りやすいだけでなく、借りたあとすぐ旅に入っていける。
そこにYSP大分らしさがあると思います。
レンタルするなら、大排気量や最新モデルでなくてもいい
レンタルバイクというと、せっかくだから大排気量、せっかくだから最新モデル、と思う方もいるかもしれません。
でも実際には、必ずしもそうではないと思います。
北海道で私が借りたのはVTR250でした。
正直に言えば、高速道路では「もう少しパワーがあっても」と思いました。
でもその一方で、旅として振り返ると、あれでよかったとも思うのです。
少し足りないくらいのほうが、旅は案外面白い。
余裕がありすぎると、景色はどんどん流れていってしまいます。
でも「ちょっとパワーないわ」くらいのバイクだと、道の登り方、風の当たり方、速度の伸び方、景色の移り変わりが体に残りやすい。
速く遠くまで行けることだけが旅の価値ではありません。
むしろ、少し足りないくらいのバイクのほうが、景色が記憶に残ることがあると思います。
バイクの性能を味わう旅ではなく、
その土地の空気や道や時間を味わう旅
であれば、250ccクラスや、場合によっては125ccクラスでも十分に面白いはずです。
荷物を増やしすぎなくても、自然を楽しめる
九州の旅のよさは、走ることだけではありません。
泊まり方の自由度が高いのも魅力です。
先日泊まった場所は、サイトの前に小川が流れていて、そのせせらぎの音を聞きながら寝るのが最高でした。
こういう時間は、本当に気持ちがほどけます。
しかも今は、すべて自前のキャンプ道具を持っていかなくても楽しめる場所があります。
テントを借りられるところもありますし、ロッジを使えるところもある。
つまり、バイクに荷物を満載しなくても、自然の中で過ごす旅ができるのです。
これはレンタルバイク旅にとても向いています。
荷物が少なければ、走りも軽くなる。
設営や撤収に追われすぎず、旅の中心を走ること、感じること、休むことに戻せます。
九州のすごさは、温泉が旅の中に近いこと
九州の旅の魅力は、やはり温泉の強さにあると思います。
たとえば杖立温泉には、800円程度で入れるコイン式の家族風呂があったりします。
しかもただ便利なだけではなく、沸かしたり薄めたりではない源泉かけ流し。
コインを入れると湯がどっと出てきて、自分だけの湯船が満たされる。
あれはかなり贅沢です。
高級旅館に泊まって特別な温泉を味わうのももちろんいい。
でも九州は、それだけではありません。
走って行って、立ち寄って、気軽に、しかもちゃんといい湯に入れる。
この距離の近さが、九州の温泉文化の強さだと思います。
だから、
宿泊はキャンプやロッジで自然を楽しむ
日中はバイクで走りながら温泉を巡る
という組み合わせが、とても面白い。
泊まる場所と温泉を分けて考えられるのは、九州の旅の大きな魅力です。
九州は、アウトドア旅とも相性がいい
最近は東北だけでなく、本州各地でも熊の出没や被害の話を聞くことが増えました。
その点、九州は熊を強く意識せずにアウトドアを楽しみやすい地域です。
もちろんアウトドアに絶対はありません。
でも、少なくとも「熊を気にしながら泊まる」のとは違う安心感があります。
キャンプやロッジ泊、温泉巡りを組み合わせた旅を考えるとき、この安心感は九州の大きな魅力だと思います。
目的地は、きっかけでいい
レンタルバイクで行くなら、目的地は何でもいいのだと思います。
大河ドラマに関連する場所でもいい。
バラエティ番組で紹介されたグルメを食べに行くのでもいい。
SNSで見かけた景色でも、人に勧められた温泉でもいい。
つまり、出かけるきっかけは案外そんなもので十分なのだと思います。
でも、実際に一生記憶に残るのは、目的地そのものだけではありません。
むしろその途中で見た景色、風の匂い、道の曲がり方、立ち寄った店、休憩した場所、そういうもののほうがあとから強く残ることが多い。
特にバイクだと、それが体に入ってきます。
車よりもずっと近い距離で、その土地の空気を受け取る。
だからこそ、そこへ至るまでの道が記憶になるのだと思います。
目的地は、旅に出るための理由でいい。
でも旅の本当の中身は、その途中にある。
レンタルバイク旅には、そんな面白さがあります。
自分のバイクじゃなくても、旅は薄くならない
自分のバイクで行く旅には、やはり特別な味があります。
そこは間違いありません。
でも、だからといって、レンタルバイクの旅が薄いわけではない。
むしろ、限られた休みの中で、その土地の魅力に集中できるという意味では、とても濃い旅になることがあります。
九州まで自走する体力がなくてもいい。
まとまった休みが取れなくてもいい。
大排気量や最新モデルでなくてもいい。
大分まで来て、YSP大分でバイクを借りる。
そこから温泉地へ向かってもいいし、山あいの道へ入っていってもいい。
自然の中に泊まり、日中は温泉を巡る。
何かをきっかけに走り出して、その道の途中で土地の空気を味わう。
そんな旅は、十分すぎるほど面白いと思います。
レンタルバイク旅は、
自分のバイクで行けないから仕方なく選ぶ方法ではなく、
限られた時間の中で旅をちゃんと成立させる、賢くて楽しい方法です。
YSP大分には、その旅を面白くする条件がそろっています。
県外からでも入りやすく、借りたあとすぐに九州らしい道へ出られる。
走って、湯につかって、自然の中で眠る。
そして何かをきっかけに走り出した道が、あとから大切な記憶になる。
そんな旅を、大分から始めてみるのもいいのではないでしょうか。