追突はけっこう多い
バイクの修理に携わるバイクショップは病院みたいなもの、事故の起きた状況をいやでも聞かなくてはいけない立場になります。
おかげでバイクが事故するパターンをほぼほぼ把握しています。
そのなかで比較的多いのが「追突」です。
前を走っていた車が急に止まった、などで後続のバイクが止まり切れずに追突するケースはけっこう多くあります。
前の車が急にとまったのに修理もできない!?
この場合、基本的に前方不注意で追突した側、つまりバイクの方が悪くなります。
ぶつかるとこの場合、フロントフォークなどのバイクの重要な部分にダメージを受けることが多く、フレームまで損傷することもあるため修理ができないケースも多々あります。
修理代も自身の過失が大きいためよほど手厚いものに加入していない限り、修理代もでないケースもよく見られます。
減速に対しての気軽さがまるで違う
ではなぜそんなことが起きるのかというと、それはバイクと車(4輪)の構造の違いにあります。車は4輪のそれぞれにブレーキがあり、しかもバランスを気にせずにブレーキペダル一つ踏むだけでだれでも減速することができます。
いっぽうバイクはというと、タイヤもブレーキも二つ、しかもそれぞれが基本連動しておらず、別々の操作が必要で、その割合によって制動距離が変わってしまうという性質があります。
安全運転の基本的な考え方から言えば、急ブレーキ、急制動をしなくてもよい運転をしようという考え方なので、バイクはその難しいブレーキ操作を経験することなく、事故の瞬間を迎えることがほとんどです。
車間距離はかなりひろめに!
これを防ぐ誰にでもできる対策にはまず車間距離を十分にとること、普段4輪も運転している人が多いかと思いますが、それよりもさらに広げましょう。
ここで思いだしてください。バイクが制動を確実にするためにはリアブレーキによる姿勢制御、フロントブレーキによる本格的な制動、そしてタイヤをしっかり地面に押し付ける体重移動などが完璧でなくてはいけません。
路面状態を確認することもできず、突然のタイミングでほぼアドリブの緊急停止ができるかどうかといえば、かなり経験値のあるライダーでなければ成功率は低くなりそうなことは想像できます。
つまりまとめると、平均的なライダーにとってはバイクはまともな急ブレーキができることは、例外なケースを除いてほとんどない、といってもよいでしょう。
そこをカバーするのは予測だったり、他の車との間合いを、自身が余裕がもてるほどに確保することしかないのです。まずは車間距離をもう一歩広げることから始めてください!