
バイクに乗るうえで、時々「排気量マウント」という言葉を耳にします。これは、排気量の大きなバイクに乗っていることを誇りに思い、それを理由に他のライダーを少し見下すような態度を指すものです。ツーリング先でそういうやりとりがあるのだとか、SNSでもたまに見かけることもありますが、果たして排気量でライダーの実力や楽しみ方が決まるものなのでしょうか?
排気量とバイクの楽しみ方
確かに、大排気量のバイクはパワーがあり、高速道路や長距離ツーリングでその魅力を発揮します。しかし、バイクを楽しむために、必ずしも大排気量である必要はありません。むしろ、小排気量のバイクには軽快なハンドリングや燃費の良さ、コンパクトさゆえの操作のしやすさなど、独自の魅力があります。
たとえば、街乗りや通勤にピッタリな125ccバイクは、燃費が良くて維持費も控えめ。都市での移動にもとても便利です。小回りが利くので、狭い道でもスイスイ進めて、写真を撮るためのちょっとした停車も簡単です。排気量が大きいバイクがすべてにおいて優れているわけではなく、自分のライフスタイルや用途に合ったバイクを選ぶことが大事ですよね。
大多数の大型バイクに乗る人たちの本音
実際、大型バイクに乗っている人たちが、常に小排気量バイクを見下しているわけではないと思います。多くのライダーは、小排気量バイクにも魅力がたくさんあることを理解しています。たとえば、軽いバイクの扱いやすさや燃費の良さ、都市部での使い勝手の良さなどをしっかりと認めている人が大半です。
それに、大排気量のバイクに乗っているライダーも、過去には小排気量のバイクに乗っていた経験を持つことが多く、それぞれの良さを知っているんですよね。実際、シチュエーションによっては小排気量バイクを選んで乗ることもありますし、もしかしたら目の前にいる小排気量バイクのライダーは、普段は大型バイクも乗りこなす腕の立つ達人かもしれません。
だからこそ、排気量だけで相手を判断してしまうと、あとでちょっと恥ずかしい思いをすることもあります。たとえば、モトクロスレースでは、250ccのバイクに乗って450ccのライダーを上回ることは普通だし、85ccのキッズライダーが450ccのライダーよりも速いことも珍しくないですからね。結局、排気量ではなく、バイクをいかに自分のものにして扱えるかが重要だということを、多くのライダーが理解しているんです。
オフロードレースの例から考える
バイクの世界では、モトクロスレースのように、コースやシチュエーションによっては小排気量バイクの方が有利になることもあります。たとえば、250ccのバイクはコーナーが多いテクニカルなコースで、その軽さと操作性を活かして450ccのバイクより速く走ることができることがあります。
特にモトクロスでは、路面状況やコースの形が結果に大きく影響を与えます。泥が多い場所や狭いカーブが続くような難しいコースでは、大排気量バイクがそのパワーを発揮できず、小排気量バイクの方が有利なこともあるんです。つまり、排気量が大きいからと言って、すべての場面で優れているわけではなく、状況に合ったバイクを選ぶことが大事ですよね。
お互いのバイクを尊重し合おう
もちろん、大排気量バイクに乗っている人の中には、そのパワーやステータスを誇りに思ってしまうこともあります。もちろん思うことはよいのですが、それを他の人に強要する行為、これがいわゆる「排気量マウント」というものです。しかし、バイクの楽しみは、排気量だけで決まるものではありません。小排気量バイクにも、それならではの楽しさがあって、それを存分に楽しんでいるライダーもたくさんいます。
SNSやツーリングで「400cc以下はおもちゃだ」という心無い意見が出たとしても、小排気量バイクのライダーたちは「経済的だし、自分の用途にピッタリ」「バイクの楽しさは排気量に関係ない」といった声を上げています。まさにその通り。結局、バイクの楽しさは、自分に合ったバイクで、どれだけ充実した時間を過ごせるかに尽きるんじゃないでしょうか?
そして大型バイクに乗っているライダーのほとんども、それに同意する人々であることを忘れないでほしいのです。
まとめ
確かに「排気量マウント」と呼ばれるような行為は存在しますが、バイクは排気量に関係なく楽しむための道具です。街乗りやツーリングでは125ccのバイクが最適な場合もあります。大切なのは、自分のスタイルに合ったバイクを選んで、それを最大限に楽しむこと。そして、そうやって楽しむ他のライダーを尊重し合うことで、さらに楽しいバイクライフが広がっていくと思います。
だからバイクを選ぶときに排気量は気にせず、自分にあったものを堂々と楽しめばよいと思います。バイクの魅力は無限大!排気量にこだわらず、自由にライディングを楽しんでいきましょう!