メンテナンスブレーキフルードの交換してますか?

こんにちわ スタッフ松田です。

最近、”ブレーキの効きが悪いのでみて欲しい”というご依頼をよく頂きますが、

長期間、ブレーキフルードが交換されておらず、かなり劣化している車両が散見されます。

劣化しているブレーキフルードは明らかに色が悪いですね。。

ブレーキフルードの交換頻度は通常2年に1度は交換と言うのが一般的な原則です。

新車時、またはマスターシリンダー、キャリパーをオーバーホールした時は3年で交換するのが良しとされています。

これは新車時やマスターシリンダー、キャリパーのオーバーホールした時は全ての経路が完全に新しいブレーキフルードに交換された状態なので、交換サイクルが長くなります。

反対に通常のブレーキフルード交換時は、ブレーキホース内のフルードは綺麗に入れ替わりますが、どうしてもキャリパーのピストン周り等の隅の部分は、完全に古いブレーキフルードが抜けにくく結果的に古いブレーキフルードが残った状態になってしまいます。

なので一般のブレーキフルード交換時は、次の交換サイクルが2年と短く指定されています。

ブレーキフルードには規格が有り

DOT3 ドライ沸点 205℃

DOT4 ドライ沸点 230℃

DOT5 ドライ沸点 260℃

DOT数が上がる程、高性能になっていきます。

しかし、高性能になればなるほど吸湿性が高くなり、寿命は短くなるので注意です。

ブレーキフルードは一見オイルに見えますが厳密に分類すると、グリコール系、シリコーン系、鉱物油系の3種類があります。

ブレーキフルードには主にグリコール系が使用されています。

その理由は、鉱物油系だと万が一水が混入した場合に、分離してしまい分離した水分が高温化で、沸騰してまいます。

沸騰している箇所の圧力伝導性が急激に下がるので、ブレーキ性能が一気に低下していしまいます。

それがグリコール系だと水分を取り込んで、分散化するので

全体の純度は下がるものの、分離水分が発生しないので

ブレーキ性能を保ち続ける事が出来ます。

しかしその水溶性で有るがゆえに、吸湿性が高いのです。

ブレーキフルードはその吸湿性の特性の為に、走行距離に関係無くフルードが劣化するので期間を目安に交換しましょう。

ブレーキフルードが劣化すると
ブレーキフルードが劣化すると沸点が下がり、ハードブレーキング時にフルードが沸騰してしまい、伝導性が下がり油圧が低下して制動力が激しく下がってしまいます。

またブレーキフルードが劣化してくると、明らかにブレーキタッチがソフトになってくるので、その様な状態だと急制動の能力が落ちているので、早急に交換しましょう。

YSP大分でも勿論、点検・交換が可能です。