安全運転原付スクーターは難しい?かんたん乗り方のポイント

最近、原付の乗り方を覚える機会が激減してます!!

50㏄の原付バイクは自動車免許を持っていれば、誰もが乗れる一番手軽なエンジン付きの乗り物。

近距離はもちろん、ちょっと離れた場所でも行けるし、車両価格も自動車ほどではなく、また燃料代もずいぶん安いという移動手段の優等生のような存在、それが原付です。

ただ、最近では免許の取りずらさ(講習回数の激減)や自動車学校で自動車免許を取った人への原付講習の廃止など、原付を覚える機会が大幅に減っているのも事実です。

バイクに乗りはじめて50年、思うこと

ちなみに私はバイクに初めて乗ってから今年で50年たちます。モトクロスの国際A級になった年から34年経過、安全運転特別指導員になってからも早いもので15年たちます。

その間、80年代のバイクブーム、今につながる業界の推移や、そのあいだでいろいろなライダーを見てきました。

原付バイクはたくさんのライダーたちのスタートラインでした。

当時、レースに参加するにはなんらかの免許を持っていることが条件だったので、後に有名になるレーサーも原付免許だけは持っているなんて話がありました。

今ではいきなり普通2輪免許で公道に出たり、どうかするといきなり大型だったりしますが、ちょっと怖い気がします。

2輪の基本がしっかりできている人はうまい。

大きいバイクを持っていなかったとしても、配達で乗っている人や買い物で毎日使っている人は乗り方もうまいと感じます。

だから原付は侮れないのです。

原付は、あらゆる免許取得のはじめの一歩

過去を振り返ると、原付に乗った経験があればこそ、その先の中型2輪免許も欲しいとなったし、自動車免許取得も取るものだとなった。さらにスポーツ性能の高い自動車への興味も沸いたのかなと思います。

今よく言われている自動車離れ(4輪)を解消するにはその前の「種まき」として、もっと原付バイク普及を4輪、2輪メーカー問わず推進したほうが良いのでは?なんて思うのです。

教習所で原付講習を廃止なんてしてしまうと、その傾向にますます拍車がかかるのでは?かつて3ナイ運動なんていうのもありましたが、自動車全体の普及をさせたいと考えるならむしろ逆にどんどん乗せるべきでしょう。

そこでYSP大分では、原付を乗りたいという人のために原付(スクーター・オートマ)の乗り方ポイントをまとめてみました。

原付はなぜ怖い?どこが危ない!?

昔からよく言われているのが原付は危ない、怖いということ

例えば今現在のお父さん世代は若いころは原付ブームで家にもあったし、友達も持っていたりで貸し借りをすることも多々あった時代です。

結果、暴走させてウィリーで壁に突っ込んだりと、大泉洋ばりのクラッシュを起こした話も昔はよくあったものです。

ちょっとイヤですよね。

何も考えずに乗ろうとすると、たいがいそうなります。

では、そうならないためにはどうすればよいのでしょうか?

まずは体をバイクに安定させよう

バイクはバランスの乗り物ですから安定させるのが大事なポイント、原付を暴走させてしまうのは、加速を操る「アクセル」の操作がうまくいかなくて失敗するパターンが多いのです。

そのアクセル操作が下手になる理由として、緊張のあまりハンドルにしがみついてしまうから、という点があります。

原付はニーグリップするべきタンクもなく、ハンドルの他はシートとステップしか体に触れる部分がありません。

それゆえ余計にハンドルに力が入ってしまい、開いたアクセルを戻すことができずに暴走させてしまうことが多いのです。

でもハンドルに頼って体を安定させるのは間違いです。

シートには背筋を伸ばしてしっかり座ろう

まずはシートに背筋を伸ばしてしっかりと座ります。それによってハンドルに持たれかかったり、ひっぱったりしてしまうことを少なくできます。

ハンドルに頼らず、体をしっかり保持することで、アクセルやブレーキの操作が余裕をもってできるようになります。

パソコンのキーボードを操作するかのように、腕に力を入れず正確な操作を心がけます。

足はステップに行儀よくそろえよう

足のつま先が前をむくように、ステップ上で足をお行儀よくそろえて踏ん張ります。

それにより内ももの下側でシートを軽く挟むこともでき、体の安定を図ることができます。

足を揃えることで、骨盤から上が安定し、加減速、カーブでの横Gに対応しやすくなります。

アクセルはドアノブを握るように

ハンドルの右側についたアクセルで速度の調整を行います。これをまわすとエンジン回転数が上昇し加速します。

自転車でいえばペダルです。

筒状のアクセルを不安定なバイクで回すのはなかなかに難しいのですが、うまく操作するのにコツがあります。

これは個人的な見解になるのですが、アクセルをそのまま真正面から握らないのがおすすめです。

ハンドルを握る腕はすこし脇を締め、その上で右側のアクセルはドアノブを握るようにすこし外から斜めに握ります。

親指とひとさし指の間の三角形が少し残るくらいにしておくと

アクセルのオン、オフ(アクセルを回す、離す)がやりやすくなります。

アクセルは力を緩めると勝手に戻る仕組み、ぎゅっと握りすぎるとアクセルが戻しにくくなるので、力を入れすぎてはいけない理由でもあります。

速度は電車のイメージで徐々にあげていこう

速度が出ないうちはバランスが取りにくいのですが、足をつきながらでもよいのでアクセルは徐々に開け、一気に開けないようにします(慣れてくれば速やかなスタートがきれるようになります)

そして速度がある程度乗ったら、徐々にアクセルは速度に応じて大きく開けていきます。

あまり急加速になってしまうと体のバランスが崩れそれにより、バイクの正確な操作ができなくなります。電車の加速のように徐々にスピードを増していきましょう。

運転中はちょっと遠くを見よう

慣れないうちは特に、自分のバイクの操作に手一杯になるものですが、それでも視線は少し遠くを広く見るようにします。

まわりの風景が見える事によって、バイクの状態がわかるのでバランスがとりやすくなり、また前方の状況に対応する余裕時間も増えます。

あえて少し先を見るように心がけましょう

ブレーキは優しく長くかけよう

ブレーキは急ブレーキにならないよう、左右のブレーキを均等に優しく、長くかけるようにします。

右が前ブレーキ、左が後ろブレーキで最近のヤマハのバイクは左だけ握れば前も後ろも両方同じだけ効く連動ブレーキを装備していますので、そういうバイクは左ブレーキのみに意識を集中しましょう。

普通のバイクなら緊急以外はエンジンブレーキを使いつつ、ブレーキで補助する感覚ですが、原付はエンブレは効きにくいのでブレーキを上手く使う必要があります。

いずれにしても徐々に速度を落とし、ぐいっと握り込むような急ブレーキにならないように注意します。

バランスを取りつつ減速しなければならないバイクにとって、ブレーキは最大の泣き所となのです。

もうひとつ優しく長くかけるには、車間距離もその分計算に入れる必要があります。

思う通りに動かせるようになってから日常の足として使おう

このように原付スクーターを操るにはちょっとしたコツがあります。それさえ自分のものにしてしまえば、そんなに難しいものではありません。

ただ自分の思う通りに動かせるようになってから、日常の足としての利用をするようにしましょう。そのためには少しは練習が必要です。

一般道はいろんな車が走っているので、こちらの都合のよいようには動いてくれないからです。きちんと走る、曲がる、止まるができていることが条件です。

原付も購入するとなると結構な金額するものです。乗れるかどうかわからないのに購入には踏みきれない、という方もいらっしゃるでしょう。

そういう方のためにYSP大分では「バイクスクール」を実施しています。

当店でバイクを購入いただく条件で、しっかり乗れるような指導を二輪車安全運転指導員がさせていただきます。

バイクは必要なのだけど乗れるか不安だな、と思う方はぜひ当店までご相談ください。