その他・雑談なぜMT-09は3気筒にしたのか?

馬力と気筒数は多ければよい? バイク選びの新しい視点

バイク選びの際、ついつい目を引かれるのがカタログスペック。特に最高出力や気筒数の多さは、多くのライダーにとって魅力的に映ります。確かに、数字としての馬力や多気筒エンジンの響きはワクワクしますよね。気筒数は数が多い方が速そう、実際カタログ上の馬力はそういうものの方が大きいし。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。「走って楽しいか?」をテーマにしたときにそれって本当に日常のライディングに必要なのでしょうか?

でも本当にそのパワー、普段の道で使い切れますか?

どんなにパワーがあっても、それを活かせる場面は限られています。バイクとはアクセルを開けられなければ。トラクションをかけることが思うようにできなければ、車体の安定にも大きな影響がでます。使いにくいパワーとは百害あって一利なし、です。

例えばサーキットなどでは比較的直線も長く、コーナーのRも大きいのでそれはやりやすいといえるかもしれません。でも家の近所の裏道や荒れた路面のいつものツーリングコースで同じことはなかなか難しいかもしれません。

そこで今回は、**“Torque(トルク) & Agile(敏捷性)”**という観点から、一般道やツーリングでのバイクの楽しさを再発見し、それと同時にヤマハMTシリーズの魅力を深掘りしてみたいと思います。

1. 最高出力=実用性? その誤解を解く

バイクのカタログに記載されている最高出力。この数値は多くの場合、高回転域で発揮されるものです。つまり、サーキットのような場所で全開走行することで初めてそのパワーを発揮できます。

しかし、現実にはどうでしょう?

  • 街中では信号や渋滞、制限速度に縛られる。
  • 山道ではタイトなカーブが続き、トップスピードを維持する場面は少ない。
  • ツーリングでは快適さや燃費が重視され、長時間の高回転走行は疲労の原因にも。

最高出力を使える時間ってどのくらいあるでしょうか?制限速度があることを考えると・・・限りなく0%かもしれません。こう考えると、日常のライディングシーンにおいては、最高出力よりも低中速域の扱いやすさが重要であることがわかります。

2. エンジンの特徴と実用性

多気筒エンジン(特に4気筒以上)は、高回転域での滑らかな加速感や伸びやかなエンジンフィールが魅力です。サーキットや高速道路でのパフォーマンスは確かに優れています。しかし、街中やワインディングでの実用性を考えると、必ずしも最適とは言えません。

一方で、ヤマハが推す2気筒や3気筒エンジンは以下の点で優れています。

  • 豊富な低中速トルク:信号発進やワインディングでの立ち上がりがスムーズ。
  • 軽量な車体:敏捷性が高く、取り回しが楽。
  • エンジンの鼓動感:ライダーにダイレクトに伝わるフィーリングが魅力。

3. トルクと敏捷性が生む、バイクの楽しさ

バイクの楽しさは、単に速さだけではありません。またバイクに乗る人のほとんどは気持ちよく乗って楽しむことが目的だと思います。サーキットでタイムを競うような使い方をしている人は全体のごくわすかではないでしょうか。むしろ、以下の要素こそが日常のライディングを豊かにしてくれます。

  • 瞬時の加速力:交差点での発進や追い越し時に、ストレスなく加速できる。
  • 軽快なハンドリング:狭い路地やタイトなカーブでも、自在にバイクを操れる。
  • 一体感のある操作性:バイクと自分が一体となる感覚、これこそがライディングの醍醐味。

逆に言えば、一般道で走るのが前提であれば、これ以外の要素はほとんど必要ないとも言えます。そこでヤマハはこれらの要素を重視し、3気筒や2気筒エンジンの進化と磨き上げに取り組みました。そういう意味では、ほかにないなかなかよいエンジンを造ったのではと思います。

4. MTシリーズが体現する“Torque & Agile”

MT-09 ヤマハの3気筒エンジンを搭載したMT-09は、豊富な中低速トルクと軽量な車体が特徴。街中ではスロットルを少し開けるだけで鋭い加速を体感でき、ワインディングではキビキビとしたコーナリングが楽しめます。XSR900 TRACER9GT系も同じエンジンを搭載します。

MT-07 3気筒ではないですが、2気筒エンジンのMT-07は考え方としてMT-09と同じです。排気量が少なく車体が軽量のため、さらに扱いやすさに優れ、初心者からベテランまで幅広いライダーに愛されています。軽量コンパクトで、日常の足から長距離ツーリングまで万能に対応できるモデルです。

MT-10 シリーズのフラッグシップであるMT-10は、4気筒エンジンながらもクロスプレーン技術により豊かなトルク特性を実現。これも考え方はMT-09と同じです。サーキットでも実績のあるエンジンでありながら街乗りからワインディングまで、あらゆるシーンでそのパフォーマンスを発揮できるのがこのエンジンのすごいところです。

5. なぜ敏捷性が一般道で重要なのか?

シーン敏捷性のメリット
交差点での発進素早く加速して、後続車との距離を安全に確保。
渋滞時のすり抜け軽量で取り回しが楽なバイクなら、狭いスペースもスムーズに通過。
ワインディング俊敏なハンドリングで、カーブを気持ちよく駆け抜ける楽しさ。
緊急回避時突然の飛び出しや障害物にも素早く対応できる。
駐車・取り回し重量が軽く敏捷なバイクは、狭い駐車場やガレージでも扱いやすい。

6. まとめ – 数字では測れない“走る楽しさ”がヤマハ。これを体感しよう!

バイクのカタログスペックに目を奪われがちですが、本当に大切なのは実際にどのような環境で走るか、そしてどんな楽しさを求めるかです。

トルクと敏捷性が生み出すダイレクトな走行感覚は、カタログに書いてあるスペック以上の魅力があります。ヤマハのMTシリーズは、そのバランスの取れたパフォーマンスで、街中からツーリング、ワインディングまで、あらゆるシーンで最高のライディング体験を提供してくれます。

ぜひ一度、MTシリーズの試乗でこの“Torque & Agile”な走りを体感してみてください。YSP大分ならMT09Y-AMTの試乗車、XSR900GPのレンタルバイクがございます。スペック表だけではわからない、本当のバイクの楽しさがきっと見つかるはずです!

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