
バイクはちょっとした転倒でも大きなダメージを受けやすい乗り物です。バイクとは、そもそも自分では立つことすらできない乗り物、よくよく考えたら倒れない方がおかしいかもしれません。
特に、カウルやマフラーの損傷は見た目のダメージだけでなく、修理費用が高額になることも少なくありません。バイクは4輪と違い全体をボディでおおわれていません。そのため板金して治す、ということが非常にやりづらく、そのような修理をするよりも部品の交換になるケースがほとんどです。そのため修理代は車体価格と比較しても、「えっ!?」というくらい高額になりがちです。
もしローンを毎月支払っている人なら、それに加えて大きな修理費用を用意する事は難しく、保険に入っていなければそこで、もしかするとバイクを諦めなくてはいけないかもしれません。
今回は、運転に自信がないライダーや、バイクを長く大切に乗りたい人に向けて、「バイクの車両保険に入るべき理由」について詳しく解説します。
よくある勘違い:「自賠責や任意保険に入っているから大丈夫でしょう?」
バイクに乗る以上、必ず加入するのが自賠責保険です。また、多くのライダーは対人・対物の補償をカバーする任意保険にも入っています。
しかし、ここで勘違いしがちなのが、「これらの保険があれば、万が一の事故でも修理代が出る」と思ってしまうことです。
<保険の種類 補償内容>
○自賠責保険(強制保険) 対人事故のみ補償。物損や自分のケガ・バイクの修理代は一切補償されない。
○任意保険(一般的なプラン) 対人・対物補償がメイン。相手がある事故で、相手の過失分については保険が出るが、自分の保険で自分のバイクの修理費は補償されない。
○車両保険(オプション) 自分のバイクの修理費を補償。自損事故や立ちごけにも対応可能。ただし事故証明が必要となる。
つまり、立ちごけや単独事故でバイクを壊しても、自賠責も任意保険も自分に対しては1円も出ないということです。
この点を知らずに、事故後に「えっ、保険入っているのに修理費って全部自腹なの?」と驚くライダーもたまにいます。
→ だからこそ、自分のバイクを守るために車両保険の加入が重要なのです。
1. バイクの修理費用は意外と高額!ちょっとした転倒でも要注意
バイクは二輪という構造上、ちょっとした転倒でも大きな損傷を受けることが多いのが特徴です。例えば、以下のようなケースでは思った以上に修理費がかかることがあります。
<損傷箇所 修理費用の目安>
〇カウル(外装)傷・割れ 2万~30万円
〇マフラーのへこみ・傷 3万~20万円
〇ハンドル・ブレーキレバーの曲がり 5千円~2万円
〇ミラーの破損 5千円~1万円
〇ステップ・ペダル類の破損 1万~3万円
〇フレームが歪んだ場合 修理不可、全損扱いも
これらは飛ばしてたというわけでなく「ちょっと油断してた」くらいの軽い転倒でも十分考えられるものです。特に、フルカウルのバイク(YZF-R1、YZF-R7、FJR1300など)や、高価なアフターパーツを装着している場合は修理費が跳ね上がることが多いため、注意が必要です。
趣味の乗り物ゆえにタンクがへこんでいても、カウルが傷だらけでもいいやということはないはず。だからこそ車両保険に入っておく意義があるのです。
2. バイクの車両保険とは?どんな補償があるの?
バイクの車両保険には、大きく分けて以下の2種類があります。
<車両保険の種類 補償内容>
〇全損のみ補償 事故や盗難でバイクが完全にダメになった場合のみ補償(修理費用は対象外)。
〇分損補償あり 軽い転倒や事故による損傷も補償。修理費用もカバーされる。(ただし掛け金は増える)
→ 初心者は「分損補償あり」の車両保険が断然おすすめ!
特に、転倒や立ちごけのリスクが高い初心者ライダーにとって、修理費用をカバーしてくれるプランは安心です。
3. 運転に自信がない初心者ほど車両保険に入るべき理由
① 初心者ほど転倒のリスクが高い
バイクは四輪車と違い、バランスを取る技術が必要なため、初心者は転倒しやすい傾向があります。少なくとも体が自動で、あらゆる想定外に対応できるレベルにならないと、ケアレスミス的な転倒すら防げないものです。
よくある初心者のミスとして、以下のようなケースがあります。
• 〇立ちごけ(停車時にバランスを崩して倒す)
•〇 低速時の転倒(Uターンや狭い道でのふらつき)
• 〇カーブでのオーバースピード(曲がりきれずに転倒)
• 〇ブレーキングミス(急ブレーキでフロントから転倒)
これらの転倒は、初心者が最も経験しやすい事故であり、車両保険でカバーできると安心です。
② カウルやマフラーは修理費用が高額
バイクの修理費用は、ちょっとした転倒でも数万円~十数万円かかることが珍しくありません。
特に、カウルが割れたり、マフラーがへこんだりすると、パーツの交換が必要になり、費用が高くなります。
例:フルカウルバイクの転倒修理費用
• カウル交換:8万円~
• マフラー交換:10万円~
• ハンドル交換:2万円~
→ 転倒1回で合計20万円以上の出費になることも!
車両保険に加入していれば、こうした修理費の負担を軽減できます。
4. 初心者におすすめの車両保険プラン
初心者がバイクの車両保険を選ぶ際のポイントをまとめました。
<バイクのタイプ おすすめの車両保険 理由>
125cc以下(スクーター・通勤用) 全損のみ or 車両保険なし 修理費が比較的安いため、自己負担でもOKなことが多い。
250cc~400cc(ネイキッド・スポーツ) 分損補償あり 普段使いからツーリングまで乗車機会が多く、転倒リスクが高いため、修理費をカバーできると安心。
600cc以上(大型バイク) 分損補償あり + 高額修理のリスクがあるため、しっかり補償が必要。転倒した際の修理代が高額になりがちなため、しっかりした補償が望ましい。
→ 初心者は「分損補償あり」の車両保険を選ぶのがベスト!
特に、大型バイクやフルカウルモデルを所有している人は、修理費用を考慮してしっかり補償をつけるべきです。
もし掛け金の予算をできるだけ抑えたいということなら全損タイプの車両保険をとりあえずつけておくだけでも万一バイクを失うような大きな転倒事故の場合に貴重な財産を完全に失うことを防ぐことができます。
5. まとめ
バイクはちょっとした転倒でも修理費が高額になるため、特に初心者や運転に自信がない人は「分損補償あり」の車両保険に加入するのが理想的です。単独で転倒することが比較的多いバイクは、車両保険に加入しておくことで安心してバイクを楽しむことができるでしょう。
★初心者は転倒のリスクが高い → 修理費用をカバーできる保険が必要
★ カウルやマフラーの修理費は高額 → 事故の補償があると安心
もしもの事故の際に後悔しないためにも、自分に合った車両保険をしっかり選びましょう!なお車両保険は新車購入から90日以内でないと入れません。
詳しいことについてはYSP大分 保険担当の河野までお問い合わせください。